IT営業への転職|未経験でもなれる?仕事内容・年収相場・きついと言われる理由を整理【2026年版】 イメージ

IT営業への転職|未経験でもなれる?仕事内容・年収相場・きついと言われる理由を整理【2026年版】


※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。 掲載サービスは編集部独自の比較軸で紹介しており、報酬の多寡で内容を変えていません。転職の結果・年収・求人内容は、個人のスキル・経験・市場状況により異なります。


結論|IT営業への転職で最初に押さえておきたい3点

オフィスでノートパソコンを前に商談資料を確認する様子 ※イメージ
IT営業と一口に言っても、扱う商材によって仕事内容はかなり変わります

「IT営業 転職」「IT営業 未経験」「IT営業 きつい」で検索した方に向けて、先に結論だけ書きます。

先に数字で言うと、年収は未経験入社で300万円台後半、経験者で600万円台という例が紹介されています。

  1. 未経験でも間口は広い職種です。 IT業界は人材不足を背景に、営業経験者はもちろん、異業種からの未経験採用にも比較的積極的な傾向があります。ただし「営業ならなんとかなる」という理由だけで応募すると、選考で浅さが伝わりやすいので注意が必要です。
  2. 「きつい」と言われる理由は、営業職全般に共通する要因とIT営業特有の要因に分けて考えます。 ノルマ・数字での評価は営業職共通の負担です。それに加えて技術知識のキャッチアップと商談スキルの両立を求められる点が、IT営業特有の負担です。
  3. 年収レンジは、扱う商材(SaaS・SIer・代理店等)や企業規模によって大きく変わります。 「IT業界だから高年収」と一括りにはできません。求人票の年収例がインセンティブ込みかどうかの見極めも重要です。

以下、この3点を掘り下げます。IT営業の仕事内容(商材別のタイプ分け)、「きつい」と言われる理由の構造、未経験からの転職可否、年収相場、志望動機・面接対策まで順番に整理します。本記事は特定の転職・年収額を保証するものではありません。判断材料を整理するための情報解説記事です。

すでに「営業職自体を続けるか転職するか」で迷っている段階の方もいるでしょう。先に業界を問わない判断軸を整理しておくのがおすすめです。参考記事: 営業職はやめとけと言われる理由|辞める・続ける・未経験挑戦の判断軸【2026年版】


IT営業とはどんな仕事か|扱う商材で分かれる3タイプ

「IT営業」とひとくくりに語られますが、実際には扱う商材によって仕事の進め方も求められるスキルもかなり異なります。ここでは一般的な整理として、大きく3つのタイプに分けます。以下の分類は一般的な傾向を整理したものであり、企業ごとの実態はこの通りとは限りません。

SaaS・クラウドサービスの営業(法人向けが中心)

自社開発のSaaS(インターネット経由で使うソフトウェア)やクラウドサービスを、法人顧客に提案する営業です。比較的成約までのサイクルが短い傾向があります。インサイドセールス(電話・オンライン商談中心)からフィールドセールス(訪問商談)へと分業が進んでいる企業も多くあります。プロダクトの機能理解と、顧客の業務課題を結びつけて提案する力が求められます。

SIer・インフラ・システム開発の営業(提案型・長期案件が中心)

システムインテグレーター(SIer)やITインフラ企業の営業で、顧客企業のシステム開発・刷新プロジェクトを受注する仕事です。要件定義から関わることも多く、決裁者が複数関わる商談になりやすい傾向があります。そのため、成約までのサイクルが長期化しやすくなります。専門知識の蓄積がキャリアの武器になりやすいタイプでもあります。

IT商材の代理店・パートナー営業

ITベンダーの商材(通信サービス・業務システム・セキュリティ製品等)を、代理店やパートナー企業として販売する営業です。自社開発の商材ではなく、他社商材の販売代理という立場です。そのため、商品知識の幅広さと、複数商材を組み合わせた提案力が求められやすい傾向にあります。

エンジニア出身の「営業寄りSE(プリセールス)」との違い

「IT営業」と混同されやすい職種に、プリセールス(技術営業)があります。プリセールスは技術的な説明・デモンストレーションを担当し、商談の技術面をサポートする役割です。エンジニア出身者が就くケースが多い職種です。契約・受注そのものの責任はIT営業側が持つという役割分担になっている企業が一般的です。求人票で「IT営業」「技術営業」の表記が混在している場合は、面談で担当範囲を具体的に確認することをおすすめします。


「IT営業はきつい」と言われる理由

デスクで資料と向き合いながら考え込む様子 ※イメージ
「きつい」の中身は、営業職共通の要因とIT特有の要因に分けて考える必要があります

「IT営業 きつい」という検索が独立して存在するのは、具体的な理由があるためです。営業職全般に共通する要因と、IT営業特有の要因に分けて整理します。

ノルマ・数字での評価という構造要因(営業職全般に共通する部分)

IT営業も営業職である以上、契約数・売上といった数字で評価される比重が大きい職種です。この点は業界を問わない営業職共通の負担であり、IT営業に限った話ではありません。詳しくは営業職はやめとけと言われる理由で構造的な要因を整理しています。

技術知識のキャッチアップと商談スキルの両立負担(IT営業特有の部分)

IT営業特有の負担として挙げられやすいのが、商材の技術的な理解を求められる点です。プログラミングそのものができる必要はない企業がほとんどです。ただし、顧客の技術的な質問にある程度答えられる知識、あるいは技術部門と顧客の間を橋渡しする理解力は求められます。商談スキルと技術理解の両方を並行して伸ばす必要がある点は、他業界の営業と比べた際のIT営業特有の負担といえます。

商材の技術トレンドが速く、学び続ける必要がある

IT業界は技術トレンドの移り変わりが他業界より速い傾向にあります。扱う商材がSaaS・クラウド関連であれば、機能アップデートやトレンドの変化を追い続ける必要があります。「覚えることが尽きない」という負担感につながりやすい構造です。一方で、学び続けること自体を前向きに捉えられる人にとっては、専門性を積み上げやすい環境でもあります。

なお、「IT転職はやめとけ」と言われる理由には開発系特有の要因(SES=客先常駐のシステムエンジニアリングサービス・多重下請け構造等)も多く含まれます。IT業界全体の構造要因を先に押さえておきたい方は、「IT転職はやめとけ」と言われる理由もあわせてご覧ください。IT営業の「きつさ」とは背景が異なる部分も多いため、混同しないよう読み分けることをおすすめします。


未経験からIT営業に転職できるか

ここからは、未経験からIT営業を目指す方に向けた内容です。

文系・未経験でも採用されやすいと言われる理由

IT業界は人材不足を背景に、営業職に関しては未経験採用に積極的な企業が比較的多いと言われています。プログラミングスキルを問われる開発系職種とは異なります。営業スキル・コミュニケーション力を軸にしたポテンシャル採用の枠が広い傾向にあります。ただし、これは企業・商材によって差があります。専門性の高いSIer営業などでは、一定の学習意欲・理解力を重視される場合があります。

前職の営業経験・接客経験をどう言い換えるか

異業種からの転職では、前職の経験をIT営業の文脈でどう言い換えるかが選考のポイントになります。

  • 営業経験がある場合: 数字への強さ、対人折衝力をそのまま伝えつつ、「なぜIT業界を選ぶのか」を明確にする
  • 接客・販売経験がある場合: 顧客のニーズを引き出す力、複数の商品知識を組み合わせて提案する力を持っています。これを法人営業の文脈に置き換えて伝えます
  • 未経験・異業種からの場合: 前職の業務知識(製造業なら製造プロセス、金融なら金融知識等)が強みになることがあります。特定業界向けのIT商材営業で活きるケースです

未経験の場合に確認すべき求人票のポイント

  • 研修制度の有無と期間: 商材知識をどれくらいの期間でキャッチアップさせる想定か
  • 商材知識のキャッチアップ支援: 資格取得支援、勉強会、先輩社員による実地研修(OJT)体制の有無
  • インサイドセールス・フィールドセールスの分業の有無: 分業されている企業もあります。未経験者はまずインサイドセールスから始めるケースが多い傾向にあります

未経験からの応募実務(職務経歴書・志望動機の作り方)は、業界問わず営業職への未経験転職、書類と面接で何を伝えればいい?で詳しく整理しています。本記事は、その内容にIT業界特有のポイントを補う形で読み進めてください。


IT営業の年収相場

年収レンジは商材・企業規模・インセンティブ比重によって大きく変わります。以下は複数の外部記事・エージェントメディアで紹介されている例であり、当編集部の一次調査データではない点にご留意ください。

区分紹介されている例備考
未経験入社時300万円台後半という例が紹介されている企業・地域・商材によって差がある
経験者・インセンティブ込み600万円台という例が紹介されている基本給とインセンティブの内訳を面談で要確認
商材による差SaaS・SIerは基本給比重が高め、代理店営業はインセンティブ比重が高めという傾向が紹介されているいずれも傾向であり、実際の内訳は企業ごとに異なる

求人票の年収例、インセンティブ込みかどうかの見分け方

「年収例◯万円〜◯万円(インセンティブ含む)」という記載がある求人票では、下限に近い金額が基本給の実態に近いケースがあります。特にIT商材の代理店営業はインセンティブ比重が大きい傾向があります。そのため、基本給水準を面談で具体的に確認することをおすすめします。

商材(SaaS/SIer/代理店)による年収差

SaaS・SIer営業は法人向けの継続契約・大型案件を扱うことが多く、基本給の比重が相対的に高い傾向があると紹介されています。一方、代理店営業は成約件数に応じたインセンティブの比重が大きくなりやすいと言われています。どちらが有利ということではありません。収入の安定性を重視するか、成果に応じた上振れを重視するかで向き不向きが分かれます。


IT営業に向いている人・向いていない人

向いている傾向向いていない可能性がある傾向
新しい技術・サービスへの興味を持ち続けられる一度覚えた知識・スキルだけで長く働きたい
数字での評価にモチベーションを感じられる技術トレンドの変化を負担に感じやすい
顧客の業務課題を聞き出し、技術的な解決策と結びつけて考えるのが苦にならない数字で評価されること自体に強いストレスを感じる

いずれも傾向であり、実際に向いているかどうかは配属先の商材・チームの雰囲気によっても変わります。面談・カジュアル面談の場で、現場の担当者に具体的な1日の業務の流れを聞いてみることをおすすめします。


志望動機・面接で聞かれること

「なぜIT業界か」「なぜ営業か」に一貫性を持たせる

IT営業の面接では、「なぜIT業界を選んだのか」と「なぜ営業という職種を選んだのか」の両方に一貫した理由を求められます。片方だけを厚く語ると、もう片方が曖昧に聞こえてしまいます。「IT業界の成長性に惹かれた理由」と「営業という働き方を選ぶ理由」を、それぞれ用意しましょう。具体的なエピソードとセットで準備しておくのがおすすめです。

待遇面だけを理由にしない(NG例)

「IT業界は年収が高そうだから」「成長業界だから将来性がありそう」といった理由だけで終わる志望動機は、他の応募者と差別化しにくくなります。通過率が下がりやすい傾向があります。待遇・将来性への期待に触れること自体は問題ありません。そこに加えて「自分のどんな経験・強みをIT営業として活かしたいか」まで具体的に語れるかが選考のポイントです。

前職の営業経験・成果の伝え方

前職に営業経験がある場合は、実績を数字で語れるかどうかが重要です。「売上◯円を達成」だけでなく、対前年比・対目標比といった比較軸を添えましょう。伝わりやすくなります。経験者向けの実績の数字化の作り方は、営業職の転職で年収を上げる|職務経歴書「実績の数字化」と法人営業・個人営業のキャリア比較【2026年版】で整理しています。


よくある質問

Q. 文系・未経験でもIT営業になれますか?

A. 企業によって差はありますが、営業職に関しては未経験採用に積極的な企業が比較的多いと言われています。プログラミングスキルは問われないケースがほとんどですが、商材知識のキャッチアップ意欲は選考で見られやすいポイントです。研修制度・学習支援の有無を求人票・面談で確認することをおすすめします。

Q. IT営業とエンジニアはキャリアの行き来ができますか?

A. 職種の性質上、簡単ではありませんが不可能ではありません。IT営業からエンジニアへの転換には別途技術学習が必要になるケースが一般的です。逆にエンジニアから営業寄りの職種(プリセールス等)への転換は、技術知識を活かせる分、比較的移行しやすいと言われています。

Q. IT営業からのキャリアアップの選択肢は?

A. 営業マネージャー・事業責任者へのキャリアパスに加え、業界知識を活かしたカスタマーサクセスやマーケティング職への転換も選択肢に挙がりやすい傾向があります。詳しくは営業経験は転職市場でどう評価されるかもご覧ください。

Q. IT営業は他のIT職種と比べて未経験からの間口は広いですか?

A. 開発系(プログラマー・エンジニア)と比較すると、専門スキルの前提が少ない分、間口は広い傾向にあります。IT業界全体の職種一覧や未経験からの入りやすさを比較したい方もいるでしょう。IT転職はエンジニアだけじゃない|未経験でも狙える職種一覧とキャリアの選び方をご確認ください。


まとめ|IT営業は「技術理解×対人スキル」のハイブリッド職種

IT営業への転職を考える際のポイントを再掲します。

  1. 未経験でも間口は比較的広いが、「営業ならなんとかなる」だけの志望動機では選考で浅さが伝わりやすい
  2. 「きつい」と言われる理由は、営業職共通の要因(ノルマ)とIT営業特有の要因(技術キャッチアップ)に分けて考える
  3. 年収レンジは商材(SaaS/SIer/代理店)・企業規模で大きく変わります。求人票の年収例がインセンティブ込みかどうかを面談で確認する

自分の経験・強みがIT営業でどう評価されるか、客観的に知ることも判断材料の一つになります。

管理職・年収600万円前後からのステップアップを目指す方には、管理部門を含む人材紹介サービスも選択肢に入ります。JAC Recruitmentは、年収600万円以上の層を主な対象とした人材紹介サービスです。無料のキャリア相談から始められ、営業経験がIT業界でどう評価されるかを確認する機会になります。

若手・未経験からIT営業への挑戦を考えている方、IT特化の求人を幅広く比較したい方は、以下もあわせてご覧ください。


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著者プロフィール

KY-Media編集部。転職・キャリア領域の情報について、各社の公開情報・一次情報を継続的に調査・編集しています。


免責・注記

  • 本記事は2026年9月時点の一般的な傾向を整理したものです。求人状況・年収レンジ・企業ごとの実態は変動します。最新情報は各社公式サイト・求人票および一次情報をご確認ください
  • 本記事で紹介した年収相場は、複数の外部記事・エージェントメディアで紹介されている例を整理したものです。当編集部が一次調査した実測データではありません。実際の年収は個人のスキル・経験・企業ごとの制度によって異なります
  • 「きつい」「向いている・向いていない」に関する記述は、一般的に語られる傾向の整理です。特定の会社・職場環境を保証・断定するものではありません
  • 転職活動の結果は、個人のスキル・経験・市場状況により異なります
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最終更新日: 2026-09-25

著者: KY-Media編集部